MT4とMT5の違いとは?7つのポイントで徹底比較してみた

MT4とMT5の違い(海外FX)

海外FX取引プラットフォームMT4とMT5の違いを徹底比較してみました。本記事では、7つのポイントで分かりやすく解説しています。MT4とMT5では幾つかの違いがあるため、明確にすることが重要です。

海外FXでは、MT4とMT5の取引プラットフォームを頻繁に利用します。今回は、次のような内容を解説します。

  • MT4とMT5のプラットフォーム概要
  • MT4とMT5の注文執行タイプの違い
  • MT4とMT5の取引可能な金融商品の違い
  • MT4とMT5のチャート機能とインディケーターの違い
  • MT4とMT5のスクリプトと自動売買の違い
  • MT4とMT5の取引コストの違い
  • MT4とMT5の対応ブローカーの違い
目次

1. MT4とMT5のプラットフォームの概要

1. MT4とMT5のプラットフォームの概要

MetaTrader4(MT4)やMetaTrader5(MT5)は、MetaQuotes Softwareによって開発されたプラットフォームです。MT4とMT5は海外FXの取引に利用されることが多く、概要と特徴について詳しく解説します。

MetaQuotes is a software development company and does not provide investment or brokerage services

https://www.metaquotes.net/

MT4(MetaTrader4)の概要

MT5(MetaTrader5)の概要

MetaTrader4(MT4)は、2005年にMetaQuotes Softwareによって開発された外国為替(FX)取引に特化したトレーディングプラットフォームです。

MT4は、そのシンプルなインターフェースと使いやすさで世界中のトレーダーから支持を受けています。主に海外FX取引に利用されることが多く、多数の海外FXブローカーがMT4を提供しています。

MT4では、テクニカル分析機能やチャート表示、注文管理、自動売買(EA)など、海外FX取引に必要な基本機能が網羅されています。

MT5(MetaTrader5)の概要

MT5(MetaTrader5)の概要

MetaTrader5(MT5)は、2010年にMetaQuotes Softwareによって開発されたMT4の後継プラットフォームであり、多機能性と柔軟性が向上しています。

MT5は、MT4が持っている機能を継承しつつ、さらに機能が拡充されており、外国為替だけでなく、株式、商品先物、指数CFDなど、さまざまな金融商品の取引に対応しています。また、MT5では、より高度なチャート機能やインディケーターが提供されており、多様な取引戦略に適用できるようになっています。

MT4とMT5の主な違いは、取引可能な金融商品の種類、注文執行タイプ、チャート機能やインディケーター、スクリプト言語(MQL4とMQL5)、取引コスト、対応ブローカーなどです。それぞれの特徴を理解し、自分に合ったプラットフォームを選ぶことが重要です。

MT4の特徴

MT4は、2005年にMetaQuotes Softwareによって開発された、外国為替取引に特化したトレーディングプラットフォームです。シンプルで使いやすいインターフェースと豊富な機能が魅力で、世界中の多くのトレーダーに支持されています。

MT5の特徴

MT5は、2010年に同じくMetaQuotes Softwareによって開発された、MT4の後継プラットフォームです。MT4の機能を継承しつつ、株式や商品先物などの取引にも対応し、さらに機能が拡充されています。

2. MT4とMT5の注文執行タイプの違い

2. MT4とMT5の注文執行タイプの違い

海外FXでは、注文執行するために主にMT4とMT5が利用されます。今回は、MT4とMT5の執行タイプの違いについて解説します。

MT4の注文執行タイプ

MT4では、インスタントエグゼキューションとリクエストエグゼキューションの2つの注文執行タイプが利用できます。インスタントエグゼキューションは、即時約定を行うタイプで、リクエストエグゼキューションは、リクオートがあるまで待機するタイプです。

MT5の注文執行タイプ

MT5では、MT4の2つに加えて、マーケットエグゼキューションとエクスチェンジエグゼキューションの計4つの注文執行タイプが利用できます。マーケットエグゼキューションは、成行注文で約定し、エクスチェンジエグゼキューションは、取引所での注文執行が可能です。

3. MT4とMT5の取引可能な金融商品の違い

3. MT4とMT5の取引可能な金融商品の違い

MT4は主に外国為替取引に特化しており、CFD取引も可能ですが、株式や商品先物は取引できません。一方、MT5は外国為替やCFDに加え、株式や商品先物などの取引にも対応しています。幅広い金融商品を取引したい場合は、MT5が適しています。

最近の海外FXブローカーでは、MT4とMT5で扱える金融商品も同じ場合が多い印象です。取引可能な金融商品は、海外FXブローカーの公式に記載があるので確認しましょう。

4. MT4とMT5のチャート機能とインディケーターの違い

4. MT4とMT5のチャート機能とインディケーターの違い

海外FX取引を行う際、注文執行タイプはトレーダーの取引スタイルや戦略に大きく影響を与える重要な要素です。MT4とMT5では、注文執行タイプに違いがあります。それぞれのプラットフォームが提供する注文執行タイプを理解し、自分の取引スタイルに適したプラットフォームを選ぶことがトレード成功への鍵となります。このセクションでは、MT4とMT5の注文執行タイプの違いについて、それぞれの特徴や利点を詳しく解説します。

まず、MT4では主に2種類の注文執行タイプが提供されています。それらは、インスタントエグゼキューション(即時執行)とマーケットエグゼキューション(市場執行)です。インスタントエグゼキューションは、指定した価格で注文が執行されることを目指すタイプで、リクオートが発生する可能性があります。一方、マーケットエグゼキューションは、最良の価格で注文が執行されるタイプで、スリッページが発生する可能性があります。

一方、MT5では4種類の注文執行タイプが提供されています。それらは、マーケットエグゼキューション(市場執行)、インスタントエグゼキューション(即時執行)、リクエストエグゼキューション(要求執行)、およびエクスチェンジエグゼキューション(取引所執行)です。

マーケットエグゼキューションとインスタントエグゼキューションは、MT4と同様の特徴を持ちますが、リクエストエグゼキューションとエクスチェンジエグゼキューションはMT5独自の注文執行タイプです。リクエストエグゼキューションは、ブローカーに注文価格の確認を求める形で執行されるタイプで、注文確定までに時間がかかることがあります。

エクスチェンジエグゼキューションは、主に取引所上の金融商品を取引する際に利用されるタイプで、注文が取引所の中央リミットオーダーブックに直接送られ、市場参加者間で成立します。

これらの注文執行タイプの違いにより、MT4とMT5では取引に対するアプローチや戦略が変わってきます。例えば、MT4のインスタントエグゼキューションは、指定価格での執行を求めるトレーダーに適していますが、リクオートによる価格変更が発生するリスクがあります。MT5のマーケットエグゼキューションは、注文が迅速に執行されることを重視するトレーダーに適していますが、スリッページが発生するリスクがあります。

MT5独自のリクエストエグゼキューションは、価格確認を求めることで注文成立の確実性を高めることができますが、注文確定までの時間がかかることがデメリットです。エクスチェンジエグゼキューションは、取引所での金融商品取引に特化しており、市場の透明性が高く、取引所参加者との直接取引が可能です。

それぞれの注文執行タイプは、トレーダーの取引スタイルや戦略、リスク許容度などによって適したものが異なります。MT4とMT5の注文執行タイプの違いを理解し、自分のニーズに合ったプラットフォームを選ぶことが、効果的な取引のために重要です。

MT4のチャート機能とインディケーター

MT4は、9種類の時間軸を持ち、30種類のテクニカルインディケーターが標準装備されています。シンプルで使いやすいチャート機能が特徴で、カスタマイズ性も高いです。

MT4では、注文時にチャートを表示したまま注文することはできないことがMT5との大きな違いです。

MT5のチャート機能とインディケーター

MT5は、21種類の時間軸を持ち、38種類のテクニカルインディケーターが標準装備されています。MT4に比べてさらに高度なチャート機能があり、より詳細な分析が可能です。

MT5では、注文時にチャートを表示したまま注文することができます。旧バージョンのMT4では、チャート機能を表示したまま注文することができないので、注意が必要です。

5. MT4とMT5のスクリプトと自動売買の違い

5. MT4とMT5のスクリプトと自動売買の違い

MT4とMT5では、スクリプト言語や自動売買(EA)の機能に違いがあります。それぞれのプラットフォームが提供するスクリプトやEAの特性を理解し、自分の取引戦略に適したプラットフォームを選びましょう。このセクションでは、その違いについて詳しく解説します。

MT4とMT5では、スクリプト言語や自動売買(EA)の機能に違いがあります。それぞれのプラットフォームが提供するスクリプトやEAの特性を理解し、自分の取引戦略に適したプラットフォームを選びましょう。このセクションでは、その違いについて詳しく解説します。

MT4では、MQL4(MetaQuotes Language 4)というプログラミング言語が使用されており、カスタムインディケーターやスクリプト、自動売買(EA)の作成が可能です。MQL4はC言語に似た構文を持ち、比較的簡単に学習できます。また、インターネット上には多くのMQL4の情報やコード例があり、開発者コミュニティも活発です。

一方、MT5では、MQL5(MetaQuotes Language 5)が使用されています。MQL5は、MQL4と比較してさらに高度な機能を持っており、オブジェクト指向プログラミングやイベント駆動型プログラミングが可能です。これにより、より複雑で効率的なEAやカスタムインディケーターが作成できます。しかし、MQL5はMQL4との互換性がないため、MT4で作成されたEAやインディケーターはMT5では直接使用できません。

MT4のスクリプトと自動売買

MT4では、MQL4言語を使用してスクリプトや自動売買プログラム(Expert Advisor, EA)を作成できます。豊富なサンプルコードや無料・有料のEAが利用できるため、自動売買に興味があるトレーダーに人気です。

MT5のスクリプトと自動売買

MT5では、MQL5言語を使用してスクリプトや自動売買プログラム(Expert Advisor, EA)を作成できます。MQL5はMQL4に比べて高度な機能が追加されており、より複雑な自動売買プログラムが開発可能です。ただし、MT4とは互換性がないため、EAの移行には注意が必要です。

6. MT4とMT5の取引コストの違い

6. MT4とMT5の取引コストの違い

MT4とMT5の取引コストは、取引所やブローカーによって異なります。一般的には、MT4の方が低いスプレッドが提供されることが多いですが、MT5でも同様の条件で取引できる場合があります。取引コストを比較検討する際は、複数の取引所やブローカーを調べることが重要です。

MT4とMT5の取引コストは、取引所やブローカーによって異なります。一般的には、MT4の方が低いスプレッドが提供されることが多いですが、最近ではMT4とMT5の取引コストが同等の海外FXブローカーも存在します。このようなブローカーでは、MT5を利用してもMT4と同様の条件で取引が可能です。取引コストを比較検討する際は、複数の取引所やブローカーを調べることが重要です。また、取引コストだけでなく、取引ツールやサポート体制など、自分にとって重要な要素も比較検討することが望ましいです。

7. MT4とMT5の対応ブローカーの違い

7. MT4とMT5の対応ブローカーの違い

MT4は世界中の多くのブローカーが採用しており、選択肢が豊富です。一方、MT5はまだ普及途中であり、対応しているブローカーは比較的少ないです。しかし、MT5の普及が進むにつれて、対応ブローカーも増えることが予想されます。

MT4とMT5は、世界中の多くのFXブローカーで提供されていますが、それぞれのプラットフォームをサポートするブローカーには違いがあります。

  • MT4対応ブローカー
  • MT5対応ブローカー

MT4とMT5の対応ブローカーの違いについて詳しく解説します。

MT4対応ブローカー

MT4は、2005年にリリースされて以来、長年にわたって世界中で広く利用されてきた海外FX取引プラットフォームです。そのため、多くの海外FXブローカーがMT4を採用しており、選択肢が豊富です。また、MT4は低スペックのコンピューターやデバイスでも快適に動作するため、幅広いユーザーに対応しています。

MT4対応ブローカーは、取引条件や取引ツール、サポート体制などが異なりますが、一般的には低いスプレッドや高いレバレッジ、豊富な取引ツールが提供されることが多いです。

MT5対応ブローカー

MT5は、2010年にリリースされた比較的新しいプラットフォームで、多機能で高性能な取引環境が魅力です。しかし、MT4と比較して対応ブローカーの数はまだ少ないため、選択肢が限られることがあります。ただし、最近ではMT5の普及が進んでおり、徐々に対応ブローカーが増えてきています。

MT5対応ブローカーでは、MT4に比べて高度な取引ツールや分析機能が提供されることが多く、また、マルチアセット対応や取引所銘柄の取引が可能なブローカーもあります。しかし、取引コストやスプレッドは、ブローカーによって異なりますので、事前に確認することが重要です。

MT4とMT5の対応ブローカーを選ぶ際は、自分の取引スタイルやニーズに合ったブローカーを選ぶことが重要です。また、取引条件やサポート体制、口コミや評判なども比較検討することが、安心して取引を行うためのポイントです。

まとめ

MT4とMT5は、それぞれ異なる特徴と利点があります。MT4はシンプルで使いやすく、外国為替取引に

特化しているため、初心者にも扱いやすいプラットフォームです。一方、MT5は多機能で高度な分析が可能であり、幅広い金融商品の取引に対応しています。どちらを選ぶべきかは、個々のトレーダーの目的やスキル、取引スタイルによって異なります。それぞれの特徴を理解し、自分に最適なプラットフォームを選ぶことが重要です。

私としては、MT4とMT5のどちらが優れているとは一概に言えないと思います。両方のプラットフォームがそれぞれ独自の利点を持っており、トレーダーのニーズに応じて選ぶべきだと考えます。例えば、外国為替取引に特化し、シンプルで使いやすいインターフェースが魅力のMT4は、初心者におすすめです。一方、高度な機能や幅広い金融商品の取引に対応したMT5は、経験豊富なトレーダーや多様な投資戦略を持つ方に適していると思います。最終的には、自分の取引スタイルや目的に合ったプラットフォームを選ぶことが大切だと思います。

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この記事を書いた人

海外FXトレンド運営事務局です。海外FXに関するボーナス情報を掲載しています。掲載している業者は出金実績があり、執筆者もトレーダーなので、よく利用してるブローカーをメインに取り上げています。

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